足から木型へ!!【木型会~足と木型講義~】【義肢装具士である野口達也さんから学ぶ】

私のかかと
皆さんの足の形はどうなっていますか?
勉強会

今回なんですけれども、以前参加させていただいた「木型会~足と木型講義~」についてです。足?木型?なんですかそれは?なんか関係あるんですか?っと思った方、いらっしゃると思います。

また、足について、木型について詳しく知りたい!と思った方もいらっしゃると思います。例えば、

  • 足に興味があるがら、詳しく知りたい
  • 足に悩みを抱えていて、解決したい
  • 足の悩みはあまりないけどよりフィット感のある靴を履きたい
  • 相棒と言える靴がほしい
  • デザインだけではなくサイズ感やフィット感もこだわりたい

などなど、人それぞれ思うことがあると思います。そんな思いを自分も抱き、今回の参加に至りました。同じように思った方のなにかお役に立てればなあと思い、書いていきます。よろしくお願いします。


日時:2020年1月25日土曜日 10:00~21:30

備考:講義~ディスカッション~懇親会まで参加しました。

誰が開催したの?

野口達也さんという方です。どんな方かって?こんな方です。すごいです。いろんな活動をされています。

  • 義肢装具士
  • 2017年から靴ブランド「LIGHTBULB.」をスタート
  • 足と木型についての勉強会(※)を開催
  • 生体力学を取り入れた木型の開発
  • 某靴教室の特別授業

※今回のブログ記事のこと

足と木型講義の内容

さて、いよいよ当日の講義内容についてです。お待たせしました!(笑)

Instagramでの案内はこんな感じでした。

また、予約はこちらからでした。ちなみに予約は、3パターンありまして、その中で下記の③を自分は選択しました。

① 足と木型講義

② ケーススタディディスカッション

③ ①+②

まずは、当日の流れです。


  • 9:30~10:00 会場に集合
  • 10:00~13:00 足についての解説講義
  • 13:00~14:00 接客デモンストレーション
  • 14:00~15:00 昼休憩
  • 15:30~18:30 接客ロールプレイング
  • 18:30~18:45 ケーススタディディスカッション
  • 18:45~18:50 移動
  • 18:50~21:30 懇親会に参加

次に場所です。Googleマップは、「ドトールコーヒーショップ 本郷三丁目店」を示していますが、その右隣ビルの赤い階段を上がった3階でした。

9:45ごろに現地に到着しましたが、場所がいまいちわからず迷いました。ここかな?っていうところに行くと、既に2人ほどいました。安心したのもつかの間、場所が違う?と思ったので、1人移動。。。正しい会場見つけました!(笑)急いで元の場所に戻り、他の2人と会場に入りました。とりあえず、間に合いました。

今回の講義には、主宰の野口さんの他にサポートとして伊藤さんという方がいました。挨拶と共に講義とディスカッションの費用を支払い、講義用の資料をいただきました。

さ、講義スタートです。

まずは、「足についての解説講義」の時間です。ここでは、足と関節の動き、足の骨の名称、歩行における足の役割を資料をもとに解説していきます。実際にイメージしにくい足と関節の動きなどは、自分の足を使って、自分で各自確認します。やっぱり、自分で体験して、確かにそう動くね!っていう気付きと理解が大切ですよね。

次に、接客のデモンストレーションです。ここでは、「S.O.A.P.」と呼ばれるものを用いてやっていきました。この「S.O.A.P.」とは何でしょう?みなさんわかりますか?これは、医療看護の記録に用いられる記入方法のことです。単に経過のみを記録するのではなく、問題点を出して、下記4項目にそって記録することが大切であり、最大の特徴です。

  • S(subjective):主観的情報。つまり、自分で感じている、わかっている情報。問診することでわかる。
  • O(objective): 客観的情報。つまり、検査などでわかること。
  • A(assessment): 評価。つまり、主観的情報と客観的情報から出た結果。
  • P(plan): 計画。つまり、どう完治させるかというもの。

解説だけだと、難しいので実演を見学します。その都度、わからないことには、丁寧に答えていただきました。これは、非常にためになりました。実際のプロの見ていること、考えていることなどが体感できました。特に印象的なことは、左右差を気にすることでした。左右差というのは、右足と左足の差のことです。例えば、足のどこかしらの骨の位置とかです。

距骨下関節の動きを確認中

さてさて、知識をインプットしました。これでは終わりません。次にやることは、何でしょう?

そうです!アウトプットです!より、理解を深め、脳に刻んでいきます。

参加者の方とペアを組んで、実際に学んだことをやってみます。この時も、もちろん、わからないことには、丁寧に答えていただきました。途中ペアを変えながら、3人分の足を実際に見ることができました。一般人の自分には、こんな機会があることに感謝でした。見させていただいた方々ありがとうございました。

ここでの気づきは、やっぱり、人それぞれ足の形が違うなということです。わかっているようで、実際に触って、見てをすることではっきりとしました。(わかりやすいところで、外反母趾や偏平足など)また、人に見てもらうことで、自分の気付いていない特徴などもわかりました。

それから、木型についてなんですが、まず木型って何?というところを説明しておきます。木型とは、靴の元となる土台の型です。つまり、靴のデザインや機能を決めてしまう重要なものです。材料としては、木の場合もあるし、プラスチックの場合もあります。

さて、今回は「足と木型講義」ですよね。つまり、足の知識を持ちました。足の特徴がわかりました。それを木型にしよう。そのための講義です。今回、木型を作るということはしませんが、実際に自分が作るとしたら、そんな手順を踏んだりしてアプローチしていくんだぞ!ということで、講義終了です。

ここでの気付きは、足に合うだけの靴は、見た目が靴らしくなくなり、美しい靴や履きたくなる靴とは異なるのかなという感覚を持ちました。そこをなるべくきれいにみせるためにどうするのかが大切なのかと感じました。(野口さんも言われていました。)

途中で昼食をはさみましたが、あっという間の講義時間でした。講義が終わると、講義のみ受ける方々は、解散となります。自分は、ディスカッションも参加することが決まっていたので、残ります。ディスカッションのみ受ける方が来たところで、後半戦スタートです。

ディスカッション内容

ここでは、事前に議題を募集し、「こんな事例があるから、そのことに関してみんなで話し合いましょう!」というものです。

実際に現場で働かれている方がほとんどで、初心者は自分くらいだったと思います。ただ、その分、現場で実際に悩まれていることやそれを解決していく様子などの話し合いに参加したことは、貴重な経験となりました。

議題自体は、4つ上がっていましたね。実際にどんなことが話し合われていたかは、どこまで書いていいのかわからないため、やめておきます。興味がある方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?自分自身、次回開催があるのであれば、また参加してみたいと思える内容でした!

ただ、内容はやはり難しかったです。。。もっと勉強します!

ここでも、時間が過ぎるのがあっという間でした。サポートの伊藤さんのタイムマネジメントがなかったら、どこまでも、続いていたような気がする。。。(笑)

交流会に参加させていただくことに

ということで、講義にディスカッションにと、大変満足値が高い1日だったなと思って、帰ろうと思いきや、交流会に参加してもOKとのことだったので、参加させていただくことになりました。

居酒屋に行く前に知ったことなんですが、自分がこれから通う学校の先輩が2名もいらっしゃる。いろいろ話聞いて帰ろうとシンプルに思ったのは、言うまでもありませんね。(笑)

場所は、会場近くの「加賀谷」と言う居酒屋だったと思います。いろんな話が聞けたりと楽しかったのを覚えています。本当にありがとうございました。またここで得た情報なのですが、福岡でビスポークのお店を最近(2020年1月25日時点)出された方がいるとのことでさっそく検索しました。後日、話を伺いに行こうと決心した飲み会でもありました。

まとめ

今回、足についての基礎的な知識を学び、「S.O.A.P.」を用いて問診や検査をしました。すべての人に同じような検査をやることは必要なくて、それには、問診でどれだけお客様から困っていることなどの情報を取得できるかが1つのポイントなのかなと思いました。それを木型に反映することは、していませんがそこに行きつくまでの過程を少しでも体験できたことに価値があったと考えます。

改めて、基礎知識から実技までと楽しみながら学ぶことができて、最高の1日となりました。

最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。

それではまた。