こんにちは。靴作り専門学生のNORIです。
今回は、足を疲れにくくする靴の履き方についてです。
いきなりですが、皆さんはいつもどんな感じで靴を履いていますか?しっかりと思い出してみてください。。。思い出せましたか?
その履き方は間違っています。そのせいで、足が疲れやすくなっています。私がこれからお伝えするやり方を実践してみることで改善されるはずです。超簡単ですので、私と一緒にやってみましょう!
今回は、紐(ひも)の靴に関してです。その他のタイプの靴(マジックテープ、ベルトなど)でも、基本的に一緒ですので是非試して見てください。また、今回はインソールなどは使いません。簡単にすぐにでもできるような内容になっています。
それでは、Let’s go♪
紐の役目
まずは、紐の役目を確認します。
私の考える紐の役目は、下記2点です。
- 靴と足のフィット感を調節する
- デザイン
1つ目なんですが、わかっているようでわかっていない方、多いのではないでしょうか?そう思う理由として、紐をほどかずに、かかとを踏みながら、もしくはかかとを手で無理やり伸ばしながら靴を履く方が多いからです。せっかく、かかとからも足と靴のフィット感を高めようとしているのに、それを自らつぶしてしまっていることに気づいてください。
しかし、気づいててやってしまうこともあると思います。私もそうでした。。。
でも、やめられました。それはなぜでしょうか?
それはですね、実際にやっている人の後ろ姿を見たからです。後ろから見ると、シンプルにダサいです。(下の画像見てください。。。)どんなにいい靴、かっこいい靴、かわいい靴などを履いていたとしても、これでは見た目が悪くなります。私の場合は、それが一番の理由です。見る人がよっては、余裕がない人だとか、雑な人とかに見られる要因になるかもしれません。
「背中で語れ」
そんな言葉を思い出し、踵で語りましょう!!!
靴磨き等でごまかせる場合もありますが、限界があります。既製品の革靴を買った以上、元の原型を自分の足になじませていくような修行期間があると聞いたことがあると思いますが、それとは別の話です。

2つ目なんですが、言葉の通りです。私からは、何も言うことはないです。(笑)
靴の脱ぎ方
それでは、『足の疲れを変える靴の履き方』を説明します。
と、その前に準備をします。
- 紐をほどいて、緩める
- 靴のかかと部分を手で持つ
- 靴から足を抜く
先ほど紐の役目を読んでもらうと、紐は履くたびに新しく結ぶ方がいい!と思ってもらえると思います。となると、ほどいて緩めることが必要になってきますよね♪
脱ぎ終わったら、すぐにシューツリーを入れる・入れないなんてことを思う方がいるかと思いますが、今回は触れません。また、別の機会にでも書くと思います。ちなみに、私は気分によって変える派ですが、最近の傾向は、次の日の朝に顔を洗いに玄関方面へ向かうタイミングで入れています。
それでは、画像で靴の脱ぎ方を見ていきます。







以上で、準備はOKになります。
靴の履き方
さて、準備ができたところで、『足の疲れを変える靴の履き方』を説明していきます。
超簡単ですので、実際にやりながら見てもらえればと思います。
- イスなどに腰掛ける(中腰などで立ったまま履かない)
- 靴ベラ用意
- 靴ベラを使って、足を靴に入れる
- 靴のかかと部分と足のかかとを合わせる(つま先で合わせない)
- 紐を締めて、結ぶ
どうですか?
いくつか実際にしていることがありましたか?
少し詳しく見ていきます。
①の『イスなどに腰掛ける』についてですが、これは、中腰などで立ったまま履かない方が良いということです。中腰などで立ったまま履こうとする場合、体重がかかった状態、つまり足の大きさは最大となります。これでは、足と靴のフィット感は甘くなります。例えば、歩行時の片足が浮く状態や座っている状態等で、足が靴の中で動いてしまう現象が起きます。
なので、まずは、イスなどに腰掛けてください。

②の『靴ベラ用意』、③の『靴ベラを使って、足を靴に入れる』についてですが、これは、足を靴に入れやすくしてくれるということです。それと同時に、靴を大切に扱うことができます。(靴のかかとを踏むことがなくなります!)靴のかかと部分もフィット感を高めてくれる部分ですので、これは非常に大切です。何より、靴を後ろから見た光景が良くなります。これは、かなりのメリットです。





靴ベラを持っていない人はこの機会にどこでも持ち運べる一生ものをどうでしょうか?おすすめは、私の大好きなイルビゾンテの靴ベラです。イルビゾンテは、財布やカバンだけではないんです!かわいいですし、使いやすいので本当におすすめです♪ただ、お値段が高めです。。。
家用に置いておくなら、こんな靴ベラもあります。かっこよすぎます!こちらも、お値段が高めです。。。
④の『靴のかかと部分と足のかかとを合わせる』についてですが、これは、かかとで靴と足の位置を揃えて、つま先に余裕を作るということです。例えば、靴の後ろである、かかと部分でとんとん♪とすることは、いい履き方です。この履き方をこれからして!と叫びたいです。(笑)

逆に、紐をほどいていないために、足が靴に入りきらない状態で、靴の先をとんとん♪と、履くようなことをしてしまう場合があります。これは、よくない履き方の例です。もうしないで!と心の声が漏れてしまいそうです。(笑)
この④は一番大事です。なので、『足の疲れを変える靴の履き方』をやる前の準備が必要になることがここで理解してもらえると思います。
⑤の『紐を締めて、結ぶ』についてですが、これは、最後の仕上げです。フィット感を最大限に上げることをこれまでにしてきましたので、あとは自分好みに調節してもらえればと思います。
紐はどうしても緩んでしまいがちなので、私は気持ち強めに紐を締めて結ぶことをしています。ただし、あまりにきつく結んでしまっても、甲の部分の筋肉等を圧迫しすぎて、痛くなりますのでお気をつけください。




また、紐はどうしても、歩いたり走ったりすることで、ゆるんだりほどけたりしてしまいます。これを防ぐために”ベルルッティ結び”という結び方があります。これには、感動します!一度、試してみるのもありだと思います。
が、今回はしてません。(なんでやねん!と関西人でもないのにつっこみたくなる。笑)
今度、Instagramの方に上げようと思うのでそちらで確認してください。アカウントは下記からチェックしてみてください!
以上で、『足の疲れを変える靴の履き方』の説明は終わりとなります。実際に試してみて、どうだったのか?などコメントくれるとうれしいです!
まとめ
簡単なことで、足の疲れは変わります。また、「歩きやすい!」などの感覚も生まれるかと思います。
ただし、靴のサイズがあっていることが前提となります。こちらもよく理解されていない方の方が多いなという印象を受けるので、別の記事にて書いていこうと思います。
どうせ靴を履くなら、やっぱり足が靴にフィットしている方がいいと考える私の思いが、皆さんに伝わればいいなと思いながら、今回は締めさせていただきます。靴紐もしっかり締めてくださいね!(笑)
それでは、最後までありがとうございました!
最近のコメント