エスペランサ靴学院の展示会に行ってみたら、、、

革靴

こんにちは。靴作り専門学生のNORIです。

いや、この挨拶はもう使えませんね。この前、卒業式をしたんでした。笑

さて、今回はエスペランサ靴学院の卒業展示会に伺ってきた時のことを書いていこうと思います。本当は、開催初日に伺ったので、その日のうちに!と思っていたのですが、卒業式やらなんやらで無理でした。ごめんなさい。。。

今回、東京から大阪に移られてから初めての卒業展示会でした。この学校、実は靴作りの学校を探していた時に見学した内の1つだった(下記ボタンから見れます!)のでぜひ見にいってみたかったんです!



私は結局行きませんでしたが、ちょうどコロナが流行し出したこともあってか人が集まらなかったとかで、2019年度の生徒を最後に閉校になったみたいでした。。

そしたら、大阪に移動するとのことで、2020年度はその準備期間となり、2021年に大阪で新たなエスペランサ靴学院がスタートしました。

つまり今回は、その大阪の一期生による卒業展示会だったということになります!!

ストレートチップの展示品

今回は、卒業展示会とは別にスペシャルゲスト??もいるので、是非最後までご覧ください。

エスペランサ靴学院とは?

日本で初めての靴を学べる学校のようですね。

日本で西洋式の靴が履かれるようになったのは江戸時代末期から明治初期。履物から靴へ。日本独自の靴作りが数多くの職人たちの手で生み出され、継承されてきました。そして1973年、近代化する靴産業の発展を支えるため、エスペランサ靴学院は日本初の靴を専門的に学べる場として創立しました。 以来、職人たちから受け継がれてきた技術を広く伝え、現在では1,000名を超える卒業生を輩出してきました。靴作りに生きる人を育て、日本の靴産業とともに歩んできた教育機関です。 2021年より、大阪に移転してリニューアルします。(HPに掲載している写真は一部浅草校のものがあります)

引用元:エスペランサ靴学院

1年間のカリキュラムで、靴は10~15足作るみたいですが、他にも色々やられたみたいですね。実際に通われていた方々のインスタグラムを見てみると、

パンプス、ローファー、サンダル、スニーカー、ブーツ、短靴(内・外羽根)等の靴作りや

デッサン、包丁研ぎ、アッパー(ラストコピー、型紙、裁断、縫製、折り込み、革漉き等)、吊り込み、木型修正等の基本技術となる部分をやっているみたいです。

また、メーカー・革屋・タンナー見学、リンパマッサージ、足型取り、インソール、修理、靴磨き等を学ぶことができるみたいです。

個人的には、1年間という期間で学べることや遅くまで作業できる(通っていた三田校整形靴科は、掃除込み18時とかで、エスペランサは21時まで!)ことが魅力だと思います。

インスタグラムのアカウントもあります。(ホームページはこちらから)

展示会

さて実際に展示会の様子を見てみましょう。

日時・場所

2022.3.9(水)〜2022.3.15(火)で各11:00〜20:00:阪急メンズ大阪 1 階 メインベース A(入口入ってすぐの所)

※すでに終了しています。


2022.3.19(土)14:00〜19:00、2022.3.20(日)10:30〜16:00:Cafeやなぎ

※まだみるチャンスがあります!!(2022.3.17現在)

卒業生の作品

卒業生は7名いらっしゃいまいした。その内の一人は、靴磨き業界で有名な方もいらっしゃいました。

【中西さん】

中西さんの作品

実際にお話しさせていただいた方の一人です。足のことを考えて靴作りをされていたり、おそらくガンダムをイメージされた作品を作成されていたりと素敵な男性の方でした。

また、靴作りのディスプレイは、全て彼がされたということで、、、すごな〜と思いながらまじまじと見つつ、質問にも丁寧にお答えいただきました!ありがとうございました。

靴作りについての展示品①
靴作りについての展示品②

インスタグラムはこちらです。


【岡本さん】

岡本さんの作品

この方も実際にお話しさせていただいた方です。(以前から、インスタグラムを拝見していたこともあり、お話しさせていただきたかったので嬉しかったのは秘密です。笑)

丹波の自然の中で『hachi靴工房』を開業される女性の方です。靴作りを1年間学び、開業するという”自分には無理”を実現されていてすごいな〜と思いながら、いろんなお話をさせていただきました。工房名の由来は、、、、インスタグラムに書いてありました!

私の誕生日が12月8日であることから

「8」という数字にあやかろうと思いました笑

「八」は末広がりで幸福の意味があり

「8」は「∞」無限大の意味もあります。

日本では、八重桜や忠犬ハチ公などで

愛されているワードでもあります。

まぁ、意味はともあれ

最終的には誰でも覚えやすく親しみやすい名前だなと思いこの名前にしました。

引用元:Hachi靴工房

うんうん。素敵ですね。インスタグラムを見ていると、独立までの過程がみられて面白いと思います!いつかお邪魔しに行きますとお約束をしてきました。笑


【田邊さん】

田邊さんの作品

たわいもない会話から出たアイデアも大切にされているような方のようです。これ、私も日々大切にしていることなので、気が合いそうだなと勝手に思った次第です。笑

中敷の穴飾りが可愛くていいな、自分もやってみよ!と思わせていただきました。


【水澤さん】

水澤さんの作品

「好きなものが永く使えるって最高だ!」が物作りの根幹。こんな熱い思いをお持ちの方のようです。

素敵ですね。負けられません。

インスタグラムはこちらからです。


【櫻木さん】

櫻木さんの作品

なんか好き。

この言葉に尽きるな〜という感じです。

身の回りにあるものや、日常の風景から得たものを作品の一部に落とし込んでいるみたいです。

それにしても、この素材どこで手に入れれるんだろうか、、、私も使ってみたいな。


【石見さん】

石見さんの作品

靴磨きが好きな方であれば、知ってる!!って方が多いと思います。大阪のTWTGという靴磨きのお店を経営されており、靴磨きの日本チャンピョンにもなられた石見豪さんです。

一人だけ、靴磨きのレベルが別格でした。笑笑


【澁谷さん】

澁谷さんの作品

人に「履きたい」と思ってもらえるような靴を作っていきたいと思っている方のようです。

この気持ち、すごくわかります。シンプルな靴作りへの想いに熱いものを感じました。

マンドール村田さんの靴展示!!!

正直、生で見られる日が来るなんてないと思っていただけに驚いたとともに、舐めるようにずっと見ていました。皆さんにも、写真ですが共有しておきますね!

靴作り世界選手権2019で第三位となった靴

美しいですね。なんか履けなくなりそう。笑

まとめ

いかがでしたか?

卒業展示会を私の学校でも行いましたが、オンラインでしたので、ただただ「いいなーー!」と羨ましかったです。笑

自分で製作に向き合うのも大切ですが、たまには人の作品を見ることも勉強ですね。

今後もこのような展示会には、積極的に足を運びたいと思いました。福岡からなのでなかなか難しいとは思いますが、、、、

それではまた。